Sol と Luna

ラテン語で、Sol は「太陽」、Luna は「月」。 Soluna（ソルーナ）の名前は、そのふたつを組み合わせてできました。

私たち Soluna は、夫婦ふたりで制作活動をしています。

■北川将太（きたがわ しょうた） 「絞り」（デザイン）を担当。 1976年東京生まれ。 宇宙、大自然、心の内側からインスピレーションを受け制作。

■北川妙子（きたがわ たえこ） 「染め」を担当。 1979年静岡県三島生まれ。 伊豆の山々や自宅の畑から染料を採取し染色。

History

• 2012年6月東京在住時、長男のために草木染めの子供服の制作をはじめる。
• 2012年夏Soluna として草木染め洋服の委託販売を開始。
• 2013年春以降、関東、甲信地方を中心にイベントやフェスへの出店販売、展示会を開催。
• 2016年10月自然豊かな環境でのモノづくりを求め、東京から現在の伊豆市へ移住。
• 2017年4月かまどのある工房を構え、より本格的な制作とお店の営業を開始。
• 2021年8月東伊豆・河津町にある、海の近くのお家に工房と住居を移転。

「一期一会」の草木染め

大自然に育まれた植物の色の力を借りて、心を込めてひとつひとつ丁寧に手染めしています。
草木染めの色には、化学染色にはない　“優しさ”、そして　“温もり”　があります。また、染色した日の季節、温度、湿度などにより、同じ染料を使っても全く同じ色にはなりませんので、それぞれの商品との出会いは、まさに「一期一会」。
また、草木染めの元となる染料は漢方で使用されているものも多く、肌に直接触れる衣類から、ひょっとすると植物たちの「氣」を受け取れるのかも知れません。洗濯をすれば徐々に色落ちはしますが、その過程もまた魅力のひとつであり、自然の恵み、天然素材の証。身近な植物たちから美しい色が生み出されることを知っていただくことで、より自然に親しみを感じていただけたらと思います。 日々の暮らしの中で、身に纏うと何だか嬉しくなるような、あなたにとってそんな一着になってくれることを願って。

私たちの「色」と「絞り」

移ろう季節ごとの様々な草や木たち。それらの恵みを、主に伊豆の雄大な自然からいただき、工房のかまどでグツグツ煮出して草木染めをしています。
薪火で煮出した染液は冷めにくく、染めているものの芯まで色や薬効成分が吸収されていくのを感じます。
伊豆の山々で育った野生の植物は、とても元気で美しい色を与えてくれます。 そして絞りのインスピレーションは、この大自然はもちろん、私たちの生活に欠かせない音楽、古着、民族衣装などに限らず、宇宙や心の世界など様々なものから与えられ、具現化します。これらたくさんの恵みから、Soluna の色、絞りの染め物たちが誕生します。

Solunaのシンボル

Solunaのほとんどの商品に「型染め」されているシンボルマーク。
これは、アイヌ刺繍作家の"チンタラ民芸"さんにデザインしていただきました。
モチーフはもちろん、Sol=太陽と、Luna=月。
アイヌ民族は衣装にトゲや渦巻きなど、自然界のモチーフが特徴の独特な文様の刺繍をほどこして心や身体に悪いものが入らないよう魔除けにしていたといいます。(諸説あり)。

私たちは、気持ちよくお洋服を着ていただきたいという想いをこめて、お守り代わりにこのシンボルマークを型染めしています。

素地（ベースとなる衣服）について

最も優先したいのは、気心地の良さとシルエット。そして、着るほどに体に馴染む優しい素材。できるだけ長く着ていただきたいから…。

Solunaは下記のようなメーカーさんの素地を使って染色しています。